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目黒会について/事業内容/移動体通信研究会/第45回今年の研究会の特徴

今年の研究会の特徴
今年の研究会の特徴
 例年春先に委員が集まって今年のテーマを検討する。今年は、早々1月末に集まってテーマを決めた。まず全般的な通信分野の動向をフォローし、テーマの柱を決めるとともに、委員がそれぞれ関係する分野での新しいテーマについて提案を行った。主たる柱としては、ITS、GPS、セキュリティ、SDR(Software Defined Radio)一所謂ソフトウェアラジオーと放送分野があげられた。
 ITSに関しては、Intelligentな車の走行が可能になるとの触れ込みでスタートしているが、一体今どの位進展したのか知りたいという要望がでたので、再度総務省の担当官に頼むことになった。平成11年に一度この研究会で講演して頂いているが、その進展ぶりや如何。GPSに関しては、その利用技術の進歩は目覚ましく、カーナビにも勿論使われているが、人がどこにいるかを知る手立てを携帯でやろうとしている例や、それこそGPSの使いやすい船での利用システムなどを紹介してもらおうということになり、講演者をKDDIと海上保安庁の人にお願いすることにした。
 次のテーマのセキュリティは、住基ネットで代表されるプライバシー保護の問題、また、誰でも持っているパソコンに進入していろいろないたずらをする、或いはシステムを破壊したりする恐ろしいVirus(ウイルス)からわれわれの情報を守るためにどうすればよいか考えねばならない今日、喫緊の課題であるということで、二つのテーマを選んだ。一つは、会長の知り合いで、電子機器からの情報漏洩に関してTVやパソコンの画面情報の漏洩に関して造詣の深い、三菱電機の瀬戸さんにその筋の話をしてもらうことになった。瀬戸さんは22日頃は学会で海外へ出かける予定であったが、我々のために予定を変更して講演していただいた。この話は、数年前にもでていたが、日本人はそれこそ、私もであるがすこしその分野に鈍感であり忘れかけていた話である。今はパソコン上だけしか考えないが、そのような分野でも自分で情報を垂れ流しているのだということを知るのにいい機会であった。
 それから、本来のネット上でのセキュリティの確保に関し、NTTから一人頼むことになった。4つ目の柱は、最近騒がれだした、SDRでそれは、後で詳述するが、ソフトウエアで無線信号を処理して通信をする方法で、日本でのスタートは、総務省で行っている不法電波監視のための技術としてスタートした。これはARlB(電波産業会)やCRL(通信総合研究所)も参加して不法電波の方向とその解読をしようかという議論の中で、そのモデル機器を開発したが、講演者は、その当時それに携わった農工大の鈴木康夫先生(私も、興味をもっていたので学会で特別に聞いたことがある、先生は開発当時東芝にいた)に頼むことになった。
 それから、現実の回線でそれの模擬的なシステムを作ったNTT未来ネットの上原さん、また、それこそITSに生かせそうな、車に搭載していろいろな電波を受けられる装置をカーラジオのような小さい箱一つで作ったCRLの講演者に選んだ。
 最後は、放送関係で新しいトピックとして、これも移動体へ向けての放送を衛星からやろうとする会社モバイルサットは日本でも設立されサービスを2,3年後に開始しようとしているが、今回は、その会社の取締役である元東芝の末永さんに園城委員から頼んでもらうことにした。このようにして、今年のテーマと講演者は決められた。
(記/乙津祐一)
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