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目黒会報/主要な記事/巻頭論壇

会報15-3の主要記事

巻 頭 論 壇
「大学の法人化と同窓会」

  電気通信大学 学長 益 田 隆 司 

 今年は 5 月 26 日に目黒会の総会が開催されました。工学系の学長会議と日程が重なってしまったために、理事の木村忠正さんに総会での講演をお願いいたしました。また今年は支部総会に学長あるいは理事が出席させていただいて、短い時間でも大学の現状をお話させていただくことを実行しています。関西支部には理事の福田 喬さんに、広島、九州、東北支部には、私が出席させていただきました。大先輩の方々とも印象に残るお話をさせていただきました。広島支部の上垣内 浄さんのお話は圧巻でした。無線通信士として、ドラム缶2万本を積んだ輸送船でラバウル戦線に参加したというお話には30分程も聞き入ってしまいました。北海道、東海の支部総会にも参加させていただく予定でいます。また目黒会と大学のあいだの公式ルートとして、双方の代表者が出席する連絡会も設けさせていただくことにいたしました。6 月 6 日に、目黒会側は、前田会長をはじめ、副会長、事務局長、そして、大学側は、学長、理事、事務局長が出席して、第1回目の連絡会を開催いたしました。
 法人化された大学が自立性を高めて発展していくためには、広く根をはって、基盤を強くしていかなければいけないことを痛感しています。教育、研究の質を向上させるだけでなく、さまざまな社会貢献、産業界との連携強化、それに、同窓会との関係強化などが必須の根です。
 大学にとって幸いなことに、電通大には目黒会という社団法人にもなっている立派な同窓会があります。国内だけでなく海外にまで支部をもち、活発な活動を展開されています。季刊の目黒会報も刊行されています。
 具体的に大学にとって同窓会はどのように役立っていただけるのでしょうか。しばらく前の新聞記事に、ハーバード大だったか、プリンストン大だったかを卒業して、現在日本でタレントをしている人が、自分の楽しみは、母校に少しずつでも寄付を続けることだと書いていました。信者が自分の信ずる宗教団体に寄付をすることは日常的に聞くことですが、母校に寄付金を継続的に送るということは、日本の大学ではあまり聞きません。創立何周年とかの寄付金集めに応ずるといった程度かと思います。アメリカでは、出身校を愛するといった気風が強いのかと思います。
 法人化によって大学は自らの力で生きていかなくてはならなくなりました。卒業生は大学にとって大きな財産であり、卒業生に大学を愛してもらうことは、これからの大学の存在基盤に直結します。愛校心は必ずしも寄付といったことで表わしていただく必要はありません。はるかに大事なことは、社会に出られてからも、電通大の卒業生であるということに誇りをもっていただき、同窓会を通じての交友関係を大事にしていただき、大学を愛する気持を持ち続けていただくことかと思います。そういった方が何万人もいて、そのネットワークが張り巡らされていれば、そのこと自身が大学の安定化、発展にとって役に立つことになります。
 あるいは近い内に、電通大の財務を少しでも支えていただくために、基金をつくり、目黒会にもお世話になることが出てくるかもしれません。あるいは、大学入試が多様化して、優秀な新入生の確保に同窓会のお力をお借りすることが出てくるかもしれません。でも何よりも大事なことは、卒業生が社会で活躍し、かつ、出身大学を愛する気持を持ち続けていただくことです。今回、各支部をお訪ねしているのは、同窓会の一層の活性化、大学との関係強化を願っているからです。ぜひ皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げる次第です。


<お詫びと訂正>

会報<17−2>号の巻頭論壇に、編集進行の手違いにより<17−1>号に掲載したものを再度掲載してしまいました。本稿が正式なものですので、ここに謹んで訂正申し上げますと共に、学長始め各位に多大なるご迷惑をお掛けいたしました事を謹んでお詫び申し上げます。     

広報委員会委員長 上原 佑一
 
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