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会報19-1号の主要記事

巻 頭 論 壇
「自己点検評価と外部評価」

電気通信大学 学長 益 田 隆 司 
  2月19日に外部評価を受審いたしました。国立大学は、法人化後、6年ごとに法人評価を受けることになっています。法人1期は6年ということで、この評価は、その後の6年の交付金の査定にも関係します。大学にとってはきわめて重要なものです。その法人評価が、2年前倒しで、来年度暫定評価が行われることになっています。その評価結果によって、将来に亘ってそれぞれの大学の位置づけが決まってしまうといわれている程です。また、法人化後は、教育に関する評価は、従来の組織設置のときの事前評価から、認証評価という形で、事後評価に重点が移りました。その認証評価を、やはり来年度以降の適当な時期に受審することになっています。最近は評価の連続で大学が疲弊してしまうといわれる程です。

 今回の外部評価は、来年度の法人暫定評価、その後の認証評価を受けるために、その前段階として自発的に受審するものです。外部評価を受けるに当たって、まずは自らの点検・評価を行う必要があります。昨年夏に、湯川敬弘教授を主査にお願いし、自己点検・評価WGを立ち上げ、多くの教職員のご協力を得ながら、教育、研究に関する自己点検・評価報告書を完成させていただきました。学部生、大学院生、企業に対してアンケートを行い、電気通信大学の教育に関するご意見を数多くいただき、その結果をまとめたのも、今回の自己点検評価の特徴です。

  この自己点検・評価報告書をもとに外部評価が実施されました。外部評価委員は、日本学術振興会理事伊賀健一氏、NTT先端技術総合研究所長市川晴久氏、ソニー最高顧問出井伸之氏、情報通信研究機構理事長長尾真氏、東芝総合人材開発常務取締役中山良一氏、前目黒会会長前田隆正氏の方々でした。本学側からは、学長、理事、電気通信学部長、情報システム学研究科長、そして、自己点検・評価WG主査が出席いたしました。
 午前中に、学長、教育担当副学長から、大学の現状、アンケートをもとにした教育成果の報告を行い、その後活発な質疑応答がありました。昼食をはさんで、午後は、外部評価委員の方々による協議が行われました。この席には大学側関係者は出席いたしません。その後、今回外部評価委員長をつとめていただいた長尾真氏による4つの視点からのご講評をいただきました。第一は、魅力ある大学になるために、第二は、教育について、第三は、夢のある研究を、そして、第四は、社会への貢献をとの視点です。それぞれの内容につきましては、3月中に書面でいただくことになっています。
 今回の外部評価を受けるために準備された自己点検・評価報告書の作成にあたっては、WGのメンバーだけでなく、多くの教員、そして、事務系職員の方々にお世話になりました。今回は特に、大規模なアンケートも実施していただきましたので、学部在学生、大学院生、そして、卒業生として目黒会員の大勢の方々にもお世話になったことと思います。この誌面の場を借りまして、お世話になったすべての方々に厚くお礼を申し上げます。
  日本では、評価というものが行われはじめてから、まだ10数年と日が浅く、試行錯誤を繰り返しているのだと思います。電通大がはじめて外部評価を受けたのは、ちょうど10年前になります。これまでは外部評価もかなり形式的な色彩が強かったのですが、最近になって、急速に変化をしているように思います。外部評価を受けた場合には、一定期間後にご指摘を受けた点についてのその後の対応を答えるといった風潮も出てきているようにも思います。経営協議会もそうですが、法人化に合わせて、大学経営の中における外部の方々の視点が急速に大きくなっています。これも時代の要請なのかと感じています。
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