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会報19-2の主要記事

巻 頭 論 壇
「外部評価結果について」

電気通信大学 学長 益 田 隆 司 
  今年2月に、長尾真氏を委員長として、本学の教育・研究に関する外部評価が実施されたことを前号の巻頭論壇においてご報告いたしました。そしてこの5月に、評価結果の報告書をいただきました。本文はA4・3ページですが、今回はその要約をご報告いたします。
 前文です。「電通大は、この分野に特化した大学として、先進的な研究と実践的かつユニークな教育を行い、多くの優秀な人材を輩出して、その実績は高く評価されている。特に、総合的実践力のある技術者教育には定評がある。しかし、電通大の役割も時代の要請に応えて変化・適応せねばならない。」とあります。
評価・提言は4つの項目からなっています。まず、第1は、「魅力ある大学になるために」です。具体的アクションとして、次の3項目が提言されています。
  1. 「総合コミュニケーションの最先端大学となる」、「電通大は生涯、あなたのパートナーとなる」など、外部への短いメッセージを発信せよ。
  2. 組織、人材配置の最適化に向けて努力せよ。具体的には、電気通信学部、情報システム学独立研究科をより柔軟な組織とするために、人材ポストの部門別固定化を廃するなどの施策を検討せよ。
  3. 基礎から実践までを徹底してやる大学であることを明確にせよ。
第2は、「教育について」です。
  1. カリキュラムを体系的に整備せよ。
  2. 電気通信学部、情報システム学独立研究科の抜本的協力体制を検討せよ。
  3. 情報システム学独立研究科は、学生確保の視点からも学部教育に積極的に関わる仕組みづくりを考え、全学的見地から改組せよ。
  4. 学生の視野を広げ、研究の刺激を得るために、大学教育の国際化を目指し、同種の大学との交流のネットワークを構築せよ
  5. 経営学など、高度専門職業人として必要な教育を行え。博士学位授与率が低過ぎる。授与条件の透明性を上げ、博士課程への進学、早期の学位授与を促進せよ。
  6. 教員が自分で起業するくらいの雰囲気を作り出し、学生に自信をもたせる教育に力を入れよ。
 第3は、「夢のある研究を推進するために」です。
  1. 情報通信技術はきわめて重要である。その「夢」を学生に伝え、それを多面的に分解して、組み上げるアプローチを考えよ。
  2. 大学内の組織の一定比率を、機動的に研究活動を展開する「空軍」的な組織とすることを検討せよ。
  3. 博士の研究テーマの1/2程度は、産業界と組んでチャレンジングに研究せよ。
  4. 博士課程の学生の指導は、複数教員指導制度を取り入れて、幅広い視野と専門性を持って行え。
第4は、「社会に貢献する大学になるために」です。
  1. 電通大の魅力を保護者にも発信せよ。
  2. 企業との交流を一層活性化せよ。
  3. 地域との関係を重視した大学運営を強化せよ。
  4. 大学とOBが協力してキャリアコンサルティングすることを検討せよ。
 以上です。現在われわれが課題と考えていることがほぼ網羅されています。提言を受けた項目には取り組みやすいもの、現在の各組織の体制に影響を与え、実現するためには痛みを伴う改革が必要なもの、それぞれありますが、定期的に外部から評価をいただき、それを真摯に受け止め、解決していくという姿勢が、今後は不可欠と思います。一定期間後に外部評価でいただいた提言の実現を検証することも必要なのではないかと考えています。
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