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目黒会報/主要な記事/会報21−1号/巻頭論壇

会報21-1の主要記事

巻 頭 論 壇

スーパー連携大学院構想〜ルーツを辿れば目黒会〜

電気通信大学 学長 梶谷 誠
 最近、新聞や雑誌等で「スーパー連携大学院構想」に関する記事がときどき掲載され、ご覧になった方もおられるでしょう。私が求められて寄稿した雑誌の解説記事も4編になります1、2、3、4)。この構想に対する関心の高さがうかがえます。スーパー連携大学院そのものについては、上記の寄稿文やホームページ5)を見ていただくことにして、ここではそのルーツを辿ってみます。
◆「コラボ産学官」があったからこそ
 「スーパー連携大学院構想」のバックボーンとして、「コラボ産学官」の存在が欠かせません。
 平成18、19年度の2年間、昨今マスコミを賑わせているポスドク問題に危機感を持った文部科学省は「科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業」というポストドクター等の若手研究者のキャリア選択に対する支援事業を公募しました。実は、平成18年度公募中に、応募締切り1か月ほど前になって、ある人からコラボ産学官のような産学官連携組織の応募が適しているとの示唆をいただき、あわてて応募しました。しかし、当然ながら見事に落選してしまいました。
 その後、19年度の応募に向けて準備を始めましたが、@そもそも、この事業ではポスドク問題の根本的な解決にはならないことに気づき、Aこの年から、任意団体では応募資格がなくなったことなどにより応募は断念しました。上記Aについては、任意団体であった「コラボ産学官」に法人格を付与する決意を促すことになり、現在は一般社団法人「コラボ産学官」として登記されています。
 さらに、上記@が一つの動機となり、私(当時コラボ産学官理事長)の私的懇談会として「産学官連携大学院懇談会」を設け、月に2回ほど集まり議論を重ねてきました。その結果を「スーパー連携大学院(仮称)設置の提言」として発表したのが平成19年9月のことでした。コラボ産学官があったからこそできたことでした。
◆(株)キャンパスクリエイトが「コラボ産学官」の産みの親
 コラボ産学官は、平成16年4月に北は北見工業大学から南は長崎大学まで広く全国にまたがる大学が参加し、産業界やJSTなど官側も参加するユニークな産学官連携組織として発足しました。この会の設立は、朝日信用金庫(本店:東京都江東区)と本学のTLOである(株)キャンパスクリエイトが平成15年の末頃に出会ったことから始まります。ちょうど私が平成16年3月末で電通大を退職することになっていたので、この企画に参画し、「コラボ産学官」という名称を考え、理事長に就任し、4年間その運営にあたりました。「コラボ産学官」は朝日信用金庫と(株)キャンパスクリエイトが出会っていなければ生まれなかったでしょう。
◆目黒会が(株)キャンパスクリエイトを創った
 私は以前、目黒会の理事を務めていたことがあります。そのころ、目黒会の皆さんに電通大付属の株式会社を作って、先生達の雑用を引き受けてもらい、先生達が教育と研究に専念できるようにしたいと夢を語っていました。
 その後、平成10年8月にTLO法が施行され、大学がTLOを目的とする会社を設立することができるようになりました。私が、平成11年4月に共同研究センター長に就任すると、目黒会の安田さんが電通大の子会社をやってもいいと申し出てくれたのです。電通大の職員と目黒会の会員が出資してあっという間に(株)キャンパスクリエイトが設立されたのです。
◆スーパー連携大学院は何を生むか
 「風が吹けば桶屋が儲かる」的論法でしたが、目黒会と私の出会いがなければスーパー連携大学院構想も生まれなかったのです。スーパー連携大学院の前途は多難ですが、遠くても目黒会がルーツなのですから、今後の進展を見守り、ご支援賜りますよう切にお願い申し上げます。
  1. 産学官連携ジャーナル、Vol.4、No.7、2008、P4-5
    http://www.sangakukan.jp/journal/index.html
  2. IDE_現代の高等教育、No.508、2009年2-3月号、P34〜37、IDE大学協会
  3. OHM、2009年3月号、P10〜11、オーム社
  4. 大学と学生、第65号、2009年3月号、P6〜11、(独)日本学生支援機構
  5. http://super-daigakuin.jp/
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